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数年前に見た怖い夢の話です。
顔見知り程度の女性(架空の人物)から、船上披露宴に招待される。 ↓ 一応行ってみるものの、会場に花嫁が来ない ↓ 親族や招待客は失踪かと大騒ぎ ↓ 自分だけは知っていた。花嫁は「梶原1騎の重大な情報」を握っていたのだ。…け、消された…? ↓ 「花嫁と親しいわけではないが、人として警察に話しに行くべきか?」 「いやいや、自分や家族にまで危害が及ぶ可能性もある」と悩む ↓ そんな自分をよそに、口さがない招待客は「他の男と駆け落ちしたんじゃないのー?」など花嫁の悪口で盛り上がっている ↓ 保身と義憤の間で懊悩するわたし ↓ 新郎親族までもが「結婚詐欺では?」と新婦親族を責め始めた ↓ わたし「ちがうよ!彼女は梶原1騎に消されたんだあー!」と絶叫。 会場が凍り付いたところで目が覚めました。 ***** 布団が汗でびっしょりでした。マジマジ。 誰か夢判断してくれませんか。 「あなたは梶原1騎が怖いんですね」としか言われないとは思いますけども。 なんでこんなしょうもない夢の話をしたかというと、こないだ1騎の本を読んだからです。 ご存知の方も多いと思いますが、梶原氏は『巨人の星』『タイガーマスク』などの劇画原作者であり、作家であり、映画プロデューサー。日本にスポ根劇画というジャンルを築いた巨人であります。 「大病から奇跡的に生還した著者(1騎)が、自身のヤンチャな半生を振り返る」という、まあ自伝ですね。内容はとにもかくにも女・金・暴力。期待を裏切らない1騎イズム満載です。 ボリュームとしては『女優・タレントとのワンナイトラブ(*/∇\*) 』について最も多くさかれてますが、一連のいわゆる『梶原一騎事件』についても触れています。 ・編集者への傷害事件 ・アントニオ猪木監禁事件 ・ブッチャーの本にからむ恐喝事件 箇条書きにしただけで、底なし沼を覗き込むような不安に襲われますネ。 本著での1騎の弁明を要約すると、 「言葉の行き違いから誤解されたようだ」 「黒帯の猛者たちが同席したから脅迫と思われたようだ」 「暴力団関係者が同席したから脅迫と思われたようだ」 そう、そこにたまたま893がいただけなの!意思疎通って難しい! 有罪判決・大病・バッシング等どん底に落とされた後に「色々好き勝手やってきたが、いちばん大切なのは家族だと気づいた」と最近のJ-ラッパーみたいな〆。すっかりアットホームパパになったそうです(1987年没)。 Vシネ以上の破天荒っぷりに周囲の人間はたまったもんじゃなかったでしょうが、アウトローの魅力ってのも確かにあるんですよね〜。ちょっと他の著作も読んでみたくなりました。 ******* 最後に最も心に残ったフレーズを紹介します。 女優を口説く鉄則は、シメサバじゃないけど、お話でコロシて、アルコールでシメて、ムードで仕上げる。だから手間ヒマかかって、大変ですよ、ホント。 みんなよく覚えておいてー!試験に出るヨー!(*^o^*)
by yan_two
| 2007-12-04 16:51
| リコメンド図書室
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Comments(2)
最後のフレーズにとっても感銘を受けました!!!
やっぱりホ・ン・モ・ノは違いますね〜! 私も読破しようと思います!(例の古本屋に売ってますかね?)
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Commented
by
yan_two at 2007-12-06 00:13
■ARMSさま
>ホ・ン・モ・ノは違いますね〜! ええ、全編通して絵にも描けないホンモノ臭です。 例の書店にあっても全く違和感ないですが…よろしければお貸ししますよ(笑) ARMSさんが1騎に触発されて、アナーキーでアンタッチャブルでヴァイオレンスなデザイナーに変わりますように☆彡(-人- )
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